続き続けるチェコラム [思想]

どうも、ボーカルのりょうです。

先日の屋根裏のライブへも多くのファンが来てくれました。

僕らのような無名なバンドでも、好きになってくれるチェコラマーには、
ただただ感謝するばかりです。本当にありがとうございます。

これも、地道にライブやお知らせ活動を続け続けたからかなーと思ってます。

渋谷屋根裏のライブも一段落し、
今チェコラムは内部革命を目論んでいます。

それは、よりあなたが選びたくなるバンドになるための破壊と再生です。

今日はものの価値について、少し考えてみましょう。

ここにりんごとみかんの市場があります。

それぞれの存在の価値を100円とします。

りんご市場=100円

みかん市場=100円


ここにりんごを50個、みかんを100こ追加します。

全体の価値は変わらないとすると

りんご1つ×50こ=100円
りんご1つあたり20円

みかん1つ×100こ=100円
みかん1つあたり1円

このように、市場において、供給量が多いものは安くなり、供給量が少なく、希少性の高いものの値段(価値)は高くなります。

大量生産のバックは安いけど、オーダーメイドのバックは高いのと同じです。

さて、バンドの世界というのは、大量生産のバックと同じです。

だいたいみんな同じような夢を持って(ファンを増やしてメジャーデビュー、武道館目指す)、おなじような音楽をやっています(ポップ、ロック、ジャズ、などなど)

それはそれで、それぞれの夢を目指しているので、頑張って欲しいと思うんですが、ただみんなと同じことしてて、おもしろいですか?と思うんです。

いや、もっというと、「それで本当に生き残れますか?」
と言いたい。

例えるなら、1万人の参加者がいるマラソンに、出遅れて今から参加して勝てますか?ということ。

それなら、だれも参加しないようなレース(3輪者レースとか)に参加して1番を取るほうがいいと僕は思います。

これからの時代は、「他と違う何か」「独自の世界観」をもたないバンドは、プロ、インディー、アマ問わず消えて行くでしょう。
そう、選ばれないでしょう。



それだけ業界は飽和しているし、バンドの数は減らない。


つまり、みかん1円×100個の世界。

しかも、いっとき選ばれるだけではダメで、僕たちは選ばれ「続け」なければならない。

ならばみかんじゃなくて、バナナとか、今までにないものを持ってくればいい。

そのためには、他のバンドと、かぶっているところを、すべてぶっ潰すという革命が必要になる。

そしてこれは、バンドに限ったことではないです。

カフェも、ラーメン屋も、アパレルショップもそう。

そして、これからは個人ですらそうです。

インターネットが発達し、これからは誰もが情報発信をしていく時代。

いや、情報発信はしているけれども、まだ「自分にしかできない情報発信」を意識している人は少ない。

ただ、これもあと2.3年もすれば、すべての人がタレント化を意識する時代がきます。
いまはまだ黎明期です。

そうなれば、小さな個人が、大きな資本や権力に勝る時代も来るでしょう。

ミュージシャンも、レーベルやプロダクションに頼らず生きていけます。

インディーズが主流になる。

インディーズ=インディペンデント(独立)する人

僕らはその先駆者になろうとしているのです。

誰もが売れたいと思っているバンドなのに、その90%以上が売れない現実に、今すぐメスを入れなくてはならない。

なぜ売れないのか、その本当の原因はどこにあるのか?

いつまでも臭いものにフタをしていては、いつまで立っても「ミュージシャンなんて所詮貧乏」というイメージを拭い去ることができない。

メジャーデビューしたって、そのほとんどは売れ続けることができない時代なんです。

僕は売れたいけれど売れない、そして解散していくバンドをみて、胸が張り裂けそうになります。

なんとか、バンドが独自に「続けられる」仕組みをつくりたい。

そうすれば、もっと日本のアングラ音楽シーンは、あかるくなるし、音楽を日常に取り戻せるはずだ。

そのために、僕たちは続け続ける


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